Ikuko Oyama
Beets Life わたしたちが人間らしく生きるために
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Web magazine BEETS LIFE Vol-1 continuation

 出かけよう、記憶の中の旅に

大統領選挙の時だけ近年話題のWordになっているアメリカ、Michigan・ Detroit

リンカーンコンチネンタル / ダラスを血に染めた大統領リムジン, 
誰が乗ってたと思う?ビックリだよ

やっと終わりましたね

まるで自国の選挙か?と思うほどのアメリカ大統領選挙に沸いた日本の各メディアの数々 

DeTroit ─ 愛すべき街  

ラストベルトだのさびた工業地帯だの言いたい放題大統領選中は報道機関で仰っていたが、言わずもがな嘗てはアメリカが世界に誇るモーターシティであったことはご存じの方は多いと思う 

とうとうシンボルのGMの工場がデトロイトから撤退するらしいが、この先も世界に誇るデトロイトモーターショーはなくなるはずはないし、ここ数年はかなり再開発が進んでいて、わたしにとっては犯罪都市デトロイトのイメージはない しかもアメリカにおいての未来型 MOBILITYプロジェクトを軸に、Fordを中心とした最先端の都市構想が着々と、しかし静かに推し進められている 

そこがFordらしく品を感じる

デトロイトの少し郊外にディアボーンという静かな町がある そこにHenly Ford Museum とGreenfield Village があり中に入るとビンテージな車の数々またTheaterやファクトリーツアーもある Museumは卒倒するような(日本人のわたしにとっては)それぞれの時代を象徴する名品の数々が展示されアメリカという国の凄味を感じてとれる ビンテージな製品に興味がなくとももしアメリカの歴史に少しでも関心があればいつか訪れてほしい場所である

そして、外が暖かければGreenfield Village で美しい自然とともに馬車に乗りタイムスリップを楽しむことができる

いつかまた…

 

リバーフロントは美しく整備が進んでいるし、車でしか移動手段のなかったダウンタウンも(ピープルムーバーはあったが)なんと知らぬ間に可愛らしい Q Line Detroit なる便利な路面電車も今や走っている オバマ元大統領が身に着けていたことで知られるリストウォッチは、正真正銘 Made in DETROIT, ダウンタウンのお洒落なショップ兼ファクトリーで、地元のアメリカ人が一つ一つ手作業で創り上げているSHINORAだ シャイノーラはバッグなどの革製品もハンドメイド、だから同じ製品でも微妙に風合いが異なる、長く愛用できる逸品だ 革はやわらかく上質で、使うほどに味が出る、大人、特にビジネスマン / ウーマン に持っていただきたいな…

Atwater Brewery

two persons holding drinking glasses filled with beer
Photo by Tembela Bohle on Pexels.com

キセキのBeer

これは滞在中のホテルのカウンターでドラフトビールをオーダーした時にBudweiserと言ったらバーテンダーの親切なお兄さまに、もっと美味しいのがあるよって勧められ初めて知った DETROIT BREWERY のクラフトビール

あまりにも美味しすぎて、いい歳したおばちゃんはすっかりお昼間のビールと恐ろしく美味なハンバーガーにはまってしまった そうあの頃はおデブ

もし日本で手に入れられるなら誰か教えてほしい 贅沢だよねと思いつつ最近は本物を飲んでいないくせに奮発しよう ホントに… 

そしてデトロイトと言えばモータウンレコード、そのスタジオが現在は陽気なスタッフが案内してくれるモータウンミュージアムとして現存し、凄いねというアーティストたちの煌びやかな衣装や、よだれが出そうなレコードたちが展示されている 

わたしがあえて言うまでもなく、最も多くの方がへぇーっというであろうマイケル・ジャクソンさまや悲劇のマーヴィン・ゲイなどなど少し薄暗いレトロな展示室にいゃ~大ざっぱという感じでガラスのショーケース越しにきらきら衣装を眺められる(2016年だったから今はわからないが)実はアメリカのチョットいい時代の音楽好き、またレベルの高いGig を気軽に観るにはたまらない都市なのだ

デトロイトはアメリカ随一の音楽の街でもある、シカゴと並んで 

モータウンとはレーベル的にたぶん何の関係もないが、アレサ・フランクリンはデトロイトを愛しデトロイトで暮らしその自宅で亡くなった

これらの写真は2014~2017年のもの、だからネイティブアメリカンのウォールアートは当然もう存在しないが、人口比率からいってもデトロイトの歴史的成り立ちからいっても、街としては白人以外の人種を差別している趣きはない、表向きは… そうオモテdes ね…

African American Museum(正式名はもっと長い)もあるし、デトロイの黄金時代を築いたのも、黒人たちの労働力が寄与しているところが大きい れっきとしたオフィシャルなsiteにそう書いてるから信じてkudasai なんで?さっき権威あるTVのアナウンサーさまが言ってたの、「こういう人が言うとナットクできますよね」 Baba-が言っても信じないと思うからですよ Hahaha 

わたしは全くもって方向音痴なのでよく道に迷う 当然異国の地ではタップして、すぐにスマホのマップは開けない だから誰かを発見し、お声をかける デトロイにおいては大抵、道を歩いているのは黒人の方が多かった 

わたしに限っていえば、おおよそ彼らはいたって親切 

だいたい昼間の大通りを歩いているのは、イカツイ黒人男性が多い そうすると自分のスマホを開いてよく調べてくれるのだ 

一見、強面に見えて実はとても親切だった

(だからといってこの方法は勧めない)

色々なお土産的グッズ販売のショップも併設しているモータウンミュージアム

 

ここセントアンドリュースホールはググっていただけると凄いねというアーティストがブレイクする以前に出演してきたところ 普段Gigを行っているのはホールの下にある Shelter というスペース もちろんこのご時世であそこでパフォーマンスをするミュージシャンがいるだろうかと思うほど古びていて埃っぽく、少し圧迫感のある空間 あのエミネムの原点がここである だいたい入口でお兄ちゃんがうろうろしているか立っているので、おいくら⁇と聞いてキャッシュで払う、つまりそれくらいドってことない料金で入れる

ただ、ほぼミニマム 2 drink なので一杯しか頼まないでノホホンとしてるとオニイさんやウェイトレスのお姉さまに変な顔されるので気をつけて… 東はたいていミニマム2かな 

 

 

 

Fisher Building

美しいモザイクタイルの天井の写真はフィッシャービルディング 

デトロイトが誇る建築物であり、いかに、嘗ての黄金時代が潤っていたかを象徴する素晴らしいビルディングが幾つも存在する 

このような歴史的に見ても素晴らしい建築物は、シカゴと共に建築の勉強にアメリカ人たちがここデトロイトにやって来るほど 

わたしは考えてみるとヨーロッパの古い建物にはあまり食指が動かない なぜならあまりにも歴史が長く、その時代背景や突き詰めると宗教にまで遡らなければならない そんなこと勉強してる時間はないし、またこう見えてもわりとマジメな仏教徒なので、実はあの少し暗くて灰色、もしくは、いゃーすごいねぇという煌びやかさにはついていけない

その点、アメリカは建国から気の遠くなるような月日はまだ過ぎていないので、この老化した脳細胞でもふぅーんと食指が動きだすのだ 

Ownerが東アジアの大陸の国のお方に変わってしまったりね

 


あなたがD I Aに3日間も通ったなんてアメリカ人として誇りに思うわ

D I A  Detroit institute of ARTS

CHICAGO

日本人にとってアメリカの摩天楼といえば勿論 NY そうイメージする方も多いと思う 実はシカゴはアメリカにおける近代 architect/architectureを象徴する都市である          

建築の勉強をしているアメリカ人であるならほとんど訪れる街であろう

シカゴの摩天楼はアメリカ最古の摩天楼でもある 一人の建築を勉強している若い女性に会ったことがある

「これから予定はどうするんですか?」

「グラントパークに行きます、Blues Festibale が目的なの、シカゴは」

何処から来たか聞かれたので、今日はデトロイトからと答えた 彼女はやはり他のアメリカ人と同じく「どうしデトロイトに行ったの?」と聞く そしてわたしはシンプルに音楽とD I A と答える

今でも彼女の嬉しそうな顔を覚えている

あなたがD I A に3日間も通ったなんて…

一応、スイートだった、エッ⁈ これですか⁇ しかし9日間もいることを考えると贅沢は言ってられない ここには3度滞在した いつも全く同じ階の同じ部屋を用意してくれていた 最後に行った時はほとんどスタッフが入れ替わっていて少しなんだか活気がなかったがホテルの人たちはみんな気のいいアメリカ人ばかり ある意味、アジア人がアメリカのホテルに一週間以上いるのはサバイバルだが、ここはそんな気持ちにさせない気楽さがある 今はわからないが、当時はホテルのシャトルがあって遠くでなければ大抵の目的地までリクエストに応じて連れて行ってくれた そう、イケメンのスタッフはそのドライバーでもあり、車の中でいつもおしゃべりしてた アメリカでは日常でももちろんだが、ツーリストとしてありがとうの気持ちをチップという形で表すのは当然であり常識だ 驚いたのは相乗りしてた他のゲストたちがあまりドライバーにチップを渡すのを見たことがなかったことだ まぁ、ホテルのシャトルというぐらいだからタダである 金銭のやり取りはもちろん義務ではない しかし、飲食を含めてサービス業に携わる彼らにとってチップは大切な収入源のひとつだ わたしはどんなに短い距離でも必ずチップを渡すことを怠ったことはなかった そうすると゛いいよ近いから ”と言う それでも渡す そうするとワリとそのうち打ち解けてくる 知らない土地でのサバイバル そう、ババーはずるい
 

Detroit → Chicago  American Airlines

When the sun goes down

And the band won’t play

I’ll always remember us this way

Always remember us this way by lady gaga

ここは知人が連れて行ってくれたCloseな

しかし驚くべきGMのMusuiam

館長はお友達の女性だったらしく鶴の一声で入れてくれた


時代を超えて/ 未来に向かうデトロイト

photography by Ikuko Oyama

ある意味Detoroitの破綻の象徴として長きにわたり放置され、廃墟となっていた駅舎 異邦人のわたしにしてみれば、好きなミュージシャンのビデオクリップの撮影に使われていたり、何となく無責任にノスタルジーを感じたりして、この姿のまま残してほしいと勝手なエゴを持っているが、デトロイト市民にとってはたまったものじゃないだろう

ただ当時は眼を見張るほど素晴らしかったであろうセントラル駅の面影だけは残してほしい    

Michigan Central Station

知人のアメリカ人が言っていた 「この町は負の遺産だらけ このデコボコなアスファルトを修復することすらままならないの」    そして

「 Ikuko、 私泣いたの」 

2016年の大統領選の、半年後位に会った時の彼女の言葉だった 

わたしは 「そうね、ただ今は信じられないだけ、こんなことが起こるなんてね、どうかしてる」と答えるしかなかった

ここはオペラハウス わたしの頭が呆けていなければ、デトロイト屈指の音楽ホールでありArchitecture という観点からも訪れる人が多い 

ほぼ一ヶ月後、大ホールで マイケル ボルトンのライブが予定されていたのを覚えている わたしがなぜデトロイトに赴いたか、偏に一にも二にも音楽である その次にART

アメリカではわたしは食べることは諦めている、がここデトロイトは年寄りでも食生活⁈にさほど困らない、何故か… 思うにやはり国内のみならずビジネスで様々な国から人が訪れるからだろう 

残念なことに大好きだったホテルのすしバーは閉めてしまった 安くて美味しくておまけに愛想がいい職人さんはお故郷の中国にお帰りになってしまった 彼に見せてもらった九塞溝の息をのむような美しいスマホの写真のせいでまた死ぬまでに行くところが増えてしまった

わたしは自分の容姿も顧みず、一週間も同じホテルに滞在すると図々しくFriendship を築いてしまう悪いクセがある ダウンタウンの交通網が整備されつつある現在はわからないが、当時その悪いクセで仲良くなった黒人のイケメンスタッフがわたしの旅の目的がデトロイトの音楽でもあることを知って、おススメのGig を教えてくれた

「これ、絶対いいよ」

まだまだ凍えるような寒さの残る雨の夜、Gig の時間を間違えて優に2時間弱オペラハウスのエントランスに突っ立っていた そのうち出演アーティストが出たり入ったりしていて、なんだろネ この東洋人のおばさん、と言った目でチラチラわたしの方を見ていた 

疲れ果て、ようやく座りボーっとステージを眺めていたら突然わたしの肩をポンとたたく人がいた 

チラチラ見のアーティストだった

Are you all right?

なんとも強烈なお言葉

でも、うれしかった

お目当ての The Masonic Temple でJeff のデビューを見届けることが最大の目的だった

「はっきり言って昔の韓流ブームのオバちゃんたちと変わんないナ」

「なにそんな生き急いでんの?」

etc…

今となってはデトロイトへの一人旅が現在のわたしを造ったような気がする

 Thanks for your songs

I never forget

That days

Jeff Gutt

あなたがステージで跪き Hallelujah を歌いだし時、わたしは思わずキッチンから飛び出してTVの画面を凝視していた Jeff Gutt という無名のシンガーだった

my journey

ここに掲載した画像また内容は2014年~2018年の現地にて見聞きしたものです。現在は異なる箇所もあるかもしれません。
2020年11月の時点ではすべての画像、また美術館等もOPNEし現存しています。
何卒ご了承くださいませ。

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